第1章 「独りとヒトリ」
「博士、1つ伺いたい事があります。」
「なんだ?フランクスのテストチーム達についてか」
「はい、私はゼロに関して聞きたいのです。
何故彼女だけフランクスには乗せないのか…パパ達の発想が分からないので。」
「…その件に関しては聞かない方が身のためだと思うぞ。」
パラサイト管理官のナナと、Dr.フランクス博士は
ゼロに関して話していた。
何故、パパ達は彼女をフランキスに乗せないのかが、
ナナにとっては気になって仕方なかったからだ。
「彼女は、成績は操縦者として他よりもトップなのですよ?
パートナーをつければあの子だけで叫竜はすぐに倒せるはず…」
「まぁ、そうだと思うがな。
…それはいいが早速問題児の姿が見当たらんぞ。」
「えっ、だってさっきまでここに…!?」
ゼロの話をはぐらかし、博士は【ゼロツー】について持ちかけた。
杖で指を指した先には正装を脱いで外に行こうとしているゼロツーがいた。
「えぇー!!」
「くそっ、アイツまた…」
彼女の相棒もまた呆れたかのように呟いていた。