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ダーリン・イン・ザ・フランキス

第5章 「キミの棘、ボクのシルシ」




ヒロがゼロツーを宿舎案内してる中、
私はナナさんとイチゴと一緒にいた。




「ゼロツーはここに留まる事になったわ。
パパから許可が降りたの」




「じゃあ、ヒロも正式なパラサイトに…」




「そっちはまだ調整中、多分そうなる
でしょうね…。」




「……イチゴ、私からのお願い。
ゼロツーとは少しでも仲良くして欲しい」




「………失礼します。」





イチゴにそう伝えた後、
私はナナさんと会話を続けた。





「ナナさん、上手くいくでしょうか…
イチゴ真面目だからゼロツーみたいな
自由な性格の人とはちょっと…」




「…今は、彼女達の事を信じましょう。
ゼロもゼロツーの事よろしくね」





「分かってますよ、…それでは私も失礼します。」




「えぇ、それじゃあまた後でね」










ナナさんと別れた後、
ゾロメ君、フトシ君、イクノと26部隊の人が話していた。





「あ、ゼロちゃん!こっちは26部隊の090さんだぜ」




「よろしくゼロさん、
確か君は13都市のセラピストの仕事をしているんだよね?」




「…はい、そうです。
今回の実戦は26都市の皆さんとすると聞いているのでこちらこそよろしくお願いします」





13都市のフランクスが見たいと、
090さんがそう言ったのでゾロメ君達と一緒に案内を始めた。





「………。」






皆のフランクスがある場所に
デルフィニウムを見つめるゴローが居た。





「君達のフランクスはどれも形がバラバラなんだね。」




「…どういう事でしょう?」




「それが普通だと思ってたんですけど」




「まさか!うちのはボディも武器もほぼ同じなんだよ。
違うチームで戦う時はその方がやりやすいから」




「へぇ…」




「君達は急遽集められたテストチームだと聞いていたけど、
キッシングも今回が初めて?」




「えぇ。」




「そっか、経験は僕達の方が積んでいる。
何か分からない事があったら聞いてくれ」




「はい!はいはいはいはい!!
しつもーん、あの…そっちの部隊でオトナになれたコドモっているんですか?」




「オトナになれたコドモ…?」





26部隊の方では居ないと090さんはそう言った__________
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