第2章 「繋がるということ」
「コレクトするコツがなー…」
「お疲れ様…イチゴ、ゴロー」
皆無事に訓練が終わり、ゼロツーと一緒に皆の元に向かった。
「ありがとうゼロ…
ねぇ、教えて!どうしてヒロなの?」
「ヒロ?それって、僕のダーリンの事?」
「ダーリン…あの時叫竜を倒してくれた事感謝してる、
これ以上ヒロに関わるのは辞めて欲しい。」
「何で?」
「貴方はうちの部隊じゃないから、どうせ居なくなるなら
ヒロに変な期待はさせないで欲しい。」
「へぇ…君、ダーリンの何?」
「この隊のリーダーなの。」
ゼロツーはそう言うと、イチゴの方に歩いていき顔周りを
嗅いだ後頬に舌を向けた。
「…甘いね、嫌いじゃないよ。」
ゼロツーはそう微笑みながら姿を消した__________
ミストルティン
「俺達、ちゃんと戦えるようになるのかな?
あの叫竜ってやつとヒロが乗ってたあのフランクスみたいに」
「はぁっ!?言っとくがあれは乗ったうちに入んねーよ!
落ちこぼれのアイツが動かせる訳ないだろ。」
「でも、実際動いてたじゃん!パパもなんかヒロの事気にかけてるみたいだし…」
「それは…」
ゾロメとフトシがバスケットボールでパスしていると、会話にミツルも参加し始めた。
「聞けば、あのゼロツーと言うピスティル
1人でもフランクスを動かす特殊体質らしいですよ。
2人も見たでしょう?あの四足の機体…つまりヒロはあれに乗せられていただけに過ぎないって事ですよ。」
「ほーら見ろ、アイツに先越されたなんて俺は認めねー!
あんまり調子こいてんじゃねーぞっと!!」
ゾロメがバスケットボールを蹴った先には、フランクス用の練習機体に乗っていたヒロがいた。
「ビンゴ!俺様すげー!!
わりーわりー、まさか避けられないとは思わなくてよ。」
ゾロメとヒロの関係性はまだまだのようであった__________