第2章 「繋がるということ」
「作戦面での指示は私が担当する、但し現場での指揮はリーダー機であるデルフィニウムに任せる。」
「了解」
「何でアイツがリーダーなのよ…」
ミクはイチゴが第13都市のリーダーである事に前から不快に思っていた、私の方が皆を引っ張れる自信があると思っていたからだ
「では、これより訓練を始める。
これが実機を使っての初めての訓練となるが慌てず落ち着いて行け。各機パートナーと集中し、身を委ねるように。
それではコレクト開始_________」
「(皆、頑張れ…)」
イチゴとゴローが操縦している機体【デルフィニウム】
ミクとゾロメが操縦している機体【アルジェンティア】
ココロとフトシが操縦している機体【ジェニスタ】
イクノとミツルが操縦している機体【クロロフィッツ】
「(皆、様々な個性の機体だな…26部隊とは大分違う)」
そんな事を考えてるいると、ゾロメがこちらに向けてコメントをしていた。
「ゼロちゃん、俺様のかっこいい活躍見てくれよな!」
「…うん、頑張ってゾロメ君」
「ちょっと、何ゼロにアピールしてんのよ!今は訓練中よ訓練!!」
アルジェンティアがバク転を繰り返していると、転けそうになっていたところをデルフィニウムに支えられていた。
「操縦系は男子がインシアタルを取ってるんだからフランクスと繋がっている女子のペースを考えて。」
「(流石イチゴ、リーダーとしての本質が現れてる。)」
「各機、デルフィニウムを中心フォーメーションの訓練開始」
「「「了解」」」
「……(ヒロは、多分フランクス用の練習場かな)」
ゼロツーとストレリチアに乗りたがってたし、
早く2人が一緒に乗れたらいいんだけど…
「…ロ、ゼロ聞いているか?」
「は、はい。何ですかハチさん…」
「彼らにもしもの事があった場合、セラピストとして宜しく頼むよ。」
「はい、了解しました。」
今は、皆を応援するのが最優先なのかもしれないな…