第2章 「繋がるということ」
女子更衣室
「もー、何でこんなに小さいの!!キッツ…」
ミクはフランクス用戦隊服のパンツに文句を言いながら着替えていた。
「コネクトする時の感覚、早く慣れるといいなぁ…
訓練機とは全然違うよね。」
「ブヨブヨになった全身を、内側からぐちゃぐちゃに
掻き混ぜられるようなあの感じ…ほらほら来るよぉ?」
ココロの体を弄りながら、ミクはニヤつきながらそう言った
「止めて、思い出しちゃうから…」
「そんなにキツかった?少し変な感じはあったけど
でも何だろ、私は安心感みたいなのを感じたな…誰かと一緒にいるような。」
「えぇー!」
「凄いなぁ…私もイチゴちゃんくらい数値高かったらな…
きっとゴロー君と相性が良いんだね。」
「2桁組みのエリート同士、仲がよろしいです事!」
「どういたしまして。」
「エリートって言ったらさ、ゼロもそうだけど…
あのヒロ!女連れて戻ったと思ったら早速ダーリンなんて呼ばれちゃってさ、あの2人案外上手くやって行けちゃったり…」
ミクが途中まで言うと、イチゴは思いっきり着替え用の機械に手をぶつけていた。
「……」
「な、何よ…?」
「(多分、イチゴのあの感情は_______言わない方がいいわね)」
イチゴが去った後、イクノも同じように更衣室から去っていった。