第9章 真選組女中生活 X日目 沖田総悟
8/24午前5時少し過ぎ
少女はいつもの習慣により5時に目を覚ました。いくら前日が大変であっても体内時計は正常に働くようである。
うるさいな。それにここどこなの。
今少女がいるのは万事屋の押し入れの中。神楽と一緒に寝ているのだ。神楽と坂田のイビキがうるさいので少女は完全に目を覚ました。状況をなんとなく把握した少女はとりあえず押し入れから神楽を起こさないように出る。新八はいないようで万事屋には2人のイビキの不協和音が流れている。
服は昨日のままで、寝るときに寝苦しく無いよう神楽が少し緩めてくれているようだ。少女は着物を整え直すと机に置き手紙をし、万事屋を後にした。
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真選組に着いた少女は食堂へ朝の仕事を務めに行く。しかし、近藤が既に今日休みにするように連絡をしていたようで、追い返されてしまった。
ちなみに、女中長のユミ子には、家族に不幸があったので休みにしてやってほしい、と伝えられていた。
となると、少女はやることがなくなったのでとりあえず自室に戻ることにした。