第6章 真選組女中生活 11日目
彼らの作戦は以下の通りである。
少女が起きてきたらまず山崎がこっそりと服に盗聴器を仕掛ける。
そしてそのまま一日中山崎がこっそりと尾行する。
もし、少女が外へ出たがれば出してやる。
山崎は優秀な監査であるのでバレることはほぼありえないだろう。もし、バレたとしたらそれはそれで黒に一層近くなるだけということである。
「でもよ、それじゃーちゃんのプライバシーが侵されまくりじゃねーか。」
「普段から一般人追いかけて回してる奴が言えることか。」
「ちょっと!トシ!それどういうこと!?俺のはただの愛情表現だよ!お妙さんは恥ずかしがりやさんだからってだけなんだよ!」
近藤の検討はずれね解釈を誰も訂正することなく、かつ誰もフォローを入れるでも無く話は進んむ。
「近藤さんには悪いがこれは実行させてもらうぜ。もう10日以上経ってんだ。いい加減こっちもアイツを疑うのは疲れた。」
「トシ…」
「そうですぜぃ。が本当のただの一般人ならすぐ済む話でさぁ。別に疑ってるんじゃなけりゃアンタは結果を待っとけばいい話でぃ。」
「そうですよ。それにこちらが疑わなくて済めばちゃんももっと素直に頼ってくれるかもしれませんし。」
「…わかった。」