第9章 真選組女中生活 X日目 沖田総悟
9/18午後1時過ぎ
万事屋には招かれざる客が訪れていた。
「旦那ァどうおもいやすかぁ?」
「どうって言われてもなー。そんな惚気話聞かされてもしらねーよ。」
「なんでぃ、せっかくめんどくさいのに訪ねてやったのによー。」
「いやいや!俺頼んでないよね!?勝手に総一郎君が来ただけたろ!?」
「総悟でさぁ。」
「まあまあ、銀さんも落ち着いて。ちゃんのこと何だかんだ銀さんも心配してたじゃないですか。」
「それとこれとは話ご別ネ!いいからさっさと出てくヨロシ。」
神楽は沖田を睨みながらそう言い放つ。はじめ部屋に招くのを散々断っていたのだが、少女の名前を聞いて渋々部屋に招き入れた。
すると一本の電話が万事屋にかかって来た。
「ででででで、電話ネ!」
「ぎぎぎ、銀さん!は、早く出てください!」
「わ、わかってらぁ!…ハイ、モシモシ…
ああ、うん、おう。うん。うん。おう、わかった。後でな。」
「銀ちゃん、誰だったアルか?」
「フッフッフっ、からだ。お前に用があるらしいぞ神楽。」
「本当!?がここに来るアルか!?やったね!久しぶりのある!」
「んでよー、総一郎君。ついでにに色々聞いてやろーかー?依頼料払ってくれるんなら協力してやんなくもねーよ?」
ニヤニヤと悪巧みの顔をして沖田を見る坂田。チッ、と坂田に聞こえるように舌打ちすると沖田は坂田の要求わのんだ。
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「です。お邪魔します。」
「あ!!!久しぶりアルー!!!」
神楽は約1カ月ぶりに会えたのが余程嬉しかったのか凄いスピードで少女の元へ行き抱きついた。しかし、夜兎である神楽の力は強すぎて少女は苦しそうな声を漏らしている。