• テキストサイズ

【Pkmn】Love me! Love me!【悪の組織】

第5章 Good point? Bad point?


そして当日。

出掛ける時の柊は雰囲気が違う。
ロリータ関係なら尚更、だ。

薄いピンクがベースとなり白のリボンが主役、フリフリのワンピース。
同じピンク色のタイツにリボン厚底靴。
そして桃色系統で整えたメイク。

ピンクのリボンカチューシャを付けると気分はまるでお嬢様だ。

「やっぱり私ってロリータ似合うなぁ。」

柊は見違える程変わった自分を見て笑った。

────

「どうどう?柊?結構自信作なんだけどさぁ…。」

「そうだね…いい線はいってるんじゃないかな?」

試作品のロリータワンピース。赤い口紅のような色が主役となっている。リボンとレースも程よく付けられている。しかし、スカートの膨らみが無く、ジャンパースカートみたいになっている。

「…スカートの下にパニエ入れた?」

「いや…入れてないけど。」

その言葉を聞くと柊は落胆した。

「…まずはロリータファッションの勉強をしないとダメだね。」

「え、これじゃあダメなの?!」

「それ以前の問題。ロリータワンピース、スカートは一般的にパニエを入れないとボリューム感が出なくて可愛くないんだよ?」

「そうなの?」

「うん。もちろん普通のワンピースもあるけど…ロリータ好きはジャンパースカートを選ぶし、初めてロリータをする子は何種類かパニエも買うんだよ。」

ええっ、と美菜子の家に驚愕の声が響いた。

「そんな事も知らないのか…。」

引き攣った顔で呟く柊。
物事を学んでから行動に移してほしいものである。
/ 57ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp