【Pkmn】Love me! Love me!【悪の組織】
第5章 Good point? Bad point?
なんだかんだありつつ、あっという間に3週間が経過した。
「イーブイ可愛いねぇ…。」
フラダリから貰ったイーブイを大切そうに撫でる柊。
イーブイも"ブーイ"と鳴いて喜んでいる。
「イーブイの洋服も今度作ってあげるからね〜。」
と彼女も上機嫌だった。
〜♪〜♪
そんな時にスマホの着信音が鳴る。
「はい、もしも」
『あ、もしもし!私、美菜子。新作の洋服出来たんだけどさ、柊見に来ない?』
美菜子と名乗る人は短大生の時に知り合った。ファッションデザイナーを夢見て卒業と同時に海外に渡り、最近戻ってきてカントー地方でアパレルショップを経営を始めた。時間がある時には洋服を作っているそうで、時々柊を呼び、2人でデザインを練っていることがある。
「え、突然だね…?」
『だって柊は私よりもファッションセンスいいじゃん?』
「そんな事ないよ…それに最近忙しいんだよね。」
自分が悪の組織にいるということは勿論相手には内緒である。口を滑らせて話してしまったらこの世にはいない。
それに美菜子は柊の好きではないテイストが好みなので正直に言うと気が乗らないのだ。
『そっかで残念。せっかく私が珍しくロリータワンピースとミニハット作ったのに…。』
「行くから日程教えて!」
断る予定だったが即答したのだった。