【Pkmn】Love me! Love me!【悪の組織】
第4章 Emotions and heart
「メイクって難しいなぁ…。」
手伝いという名の仕事でここに住み込み始めてから1週間。
すっかり自分の城と化した部屋でメイクの練習をしていた。
アローラ地方ははっきり言って、田舎が多くてメイク道具を買えるところがないし、洋服店なども少なかった。
でも流石カントー地方。色んなブランドの洋服店があるし、メイク道具もすぐ買える。
女性にとってはとても有難い環境である。
柊は家にいてもメイクを良くしており、練習もかなりの頻度でしている。
日頃からメイクをするのにもやっぱり理由がある。
どんな理由かはのちのち分かるとして、今の状況を話すべきか。
先程、柊の部屋を自分の城と化したと言った。
そして前にも話したように彼女は裁縫が得意である。
…何が言いたいか、分かった人がもしかするといるかもしれない。
メイクの練習をしているとドアが開く音。
「サカキだが、入っても良かったか?」
「もう入ってるじゃないですか。メイクの練習してたんですけど…メイク完成させるんでちょっと待っててください。」
顔を隠しながら洗面所へと急ぐ柊。
サカキは周りを見た。