第3章 Earth + Sea = Dangerous?

"手伝い"の内容とはやはり恐ろしいものだった。

「柊にはハッキングをして貰いたい。」

「…ハッキング？！」

銀行口座や、個人情報などのハッキング。

こういうハッキングをするというのは犯罪だが…流石悪の組織である。

そしてもう1つはこの家を遠隔で見張りをすること。

サカキ達の部屋へ行くには色々と面倒な事をしなくてはいけないのである。不審な者が出入りしない為の対策だそうだ。
1度ここに付いてしまえばすぐにいける為楽なのだが柊が実際に来た時は苦労したものである。

その監視…正直しなくてもいいと思ってしまうが、サカキがやれと言うから仕方が無い。

それにしても、だ。

「…。」

G「…。」

アカギと一緒に柊はこの仕事をやっているがこの2時間一言も喋ってない。
彼女は気まずくてパソコンに入れてたパスワードを間違えてしまった。
黙って慌ててる様子を見るアカギ。

「…おい。」

「はい！なんですか？！」

「…お前は世界の始まりを知っているか？」

「…はい？」

相手の突然過ぎる厨二病のような質問に間抜け声が出てしまったのは言うまでもない。