第1章 紅茶
「ふっ…ん…い、やぁ…」
「アンナ、力抜いて」
ゆっくりといれていくクザンさん。その顔がとても辛そうに見えた。その大きな背中に手をまわすように施す。
「はぁ、はぁ…クザ、…さん」
「いい子だね、ちゃんと入ったよ」
もうクザンさんでおなかがいっぱいだった。はじめはあまり動かず、小さく動いていた。
「う、ぁッ、あっ…あた、って…」
その動きはだんだん早くなっていく。動かすたびに、奥に当たる感覚がびりびりと伝わってくる。
「ひゃ、ッ!あ、ッあ、あっ…クザン…さッ」
「アンナ…、はっ、アン、ナ」
クザンさんは私の首元に顔を埋めて、首に甘噛みをした。そんなクザンさんの匂いを肺いっぱいに吸い込んだ。
「ね、も…ッ、イっ…、あっ、ン!!!」
「ッ…」
お互い荒くなった息を整えるのに必死だった。
「アンナ…?」
「はぁ、ね、…クザンさ…」
クザンさんの首に抱き着いた。
「あの…まだ、おさまんないの…」
「…ッ」