今日は何処で、どんな風に…【文豪ストレイドッグス】【R18】
第3章 ソファの上で、甘く…【太宰治】
「ソファでするのもなかなか悪くないね…」
彼はぐったりとソファに寝転んで、私を抱きしめながらそう呟いた。
「…腰、いたく、なりそう…ですけどね」
「マッサージしてあげよう」
すると彼は私をうつ伏せに寝かせて、その上に馬乗り状態になった。そして軽く私の腰を浮かせて、マッサージをしてくれた。
ゆっくり、優しく、細く華奢な指でなめらかに。
まるで本当にマッサージ師なのかと思うくらいに、手つきが慣れていた。
「気持ちいいかい?」
「…はい、とても」
「そりゃあ良かった…君の肌は白くて美しいね」
突然手の動きが止まったかと思うと、彼は私の背中や腰に華を咲かせ始めた。ひとつひとつ丁寧に、ゆっくりと跡をつけていく。
ちくりと背中に電流が流れるみたいで、くすぐったいけど気持ちいい。
「…綺麗だ、私の独占欲が君の背中に咲いているよ」
彼は艶っぽい声で、耳元でまるで粘りつくような甘さで囁く。
愛おしそうに私の背中を撫で、舐める。
私は意識があやふやで、頭がふわふわとしている。
ほぼ無意識に、声を漏らしていた。
するとふいに、私の手を掴んでぎゅっと握りしめてきた。
「…ところで、」
「…?」
「第2ラウンド決め込みたいのは…もしかして私だけだったりする?」
いつもはクールなこの人に、はにかみながらそんな風に言われたら嫌だなんて言えないし、
正直なところ、少し期待していた。
「…やり、ますか?」
「…やる。」
彼の目は獲物を捕食する寸前の獣のようだった。
ぐっと腕を掴まれ、押し付けられる。
激しいキスを繰り返して、また私達は快楽に溺れていく。