第17章 「はらだたしいぜッ!ドゴルドのやぼう」
中里「言ったろ。俺は自分の才能を確かめたいって…」
『そんなやつらと卑怯な手で作り上げたロボットなんて認められるわけない!!あなたの才能?そんなやつらと協力してるあなたに…才能なんてあるわけないでしょ!?』
中里「何…!?」
『自分の手で1から作り上げて…やっとあなたの才能になるんじゃないの…?今あなたのやってることは…本当に正しいこと…?』
中里「…………」
ノブハル「うらぁぁぁぁぁっ!!」
ラッキューロ《おぉ!?》
ノブハルは背中にいたラッキューロを振り落とす
ノブハル「おぉ~!!」
バキッ!!!
ノブハルは中里の頬を殴った
中里「!!」
ノブハル「…っく…」
ノブハルの目には涙が溜まっていた
中里「有働…」
ノブハル「高校の頃を忘れたのかよ…!!お前…お前何のためにロボットの研究始めたんだよ!!」
ノブハルは中里の肩を掴んだ
それは2人が高校生のとき
一緒にボランティアに参加したときだった
骨折した男の子の世話を一緒にやって…
その時の男の子が言っていた
《もっと、体に優しい機械があったらな…》と
ノブハル「あのとき僕たち思ったんだろ…!?困ってる人の役に立つ大人になりたいって…!!」
中里「…!!」
ノブハル「お前は機械工学の勉強を始め、僕は世界のいろんな国に物を届けるために商社に入った。それは、何でも屋になった今でも変わらないよ。僕は人を助けたいんだ!!」
中里「…!!」
中里「そのロボットは…中里の夢だ!!」
ノブハルはドゴルドの鎧に手をかける
しかし電流が流れ、そう簡単には外せない
ノブハル「お前なんかには渡さない!!!」
ドゴルド《諦めるんだな!!》
ドゴルドはノブハルを殴る
ノブハル「くっ…!!」
そして首を絞める
ドゴルド《俺は究極の破壊者になる…》
ノブハル「そのロボットをから離れろー!!!」
ドゴルド《邪魔する奴は塵にしてやるぞ…中里先生からもらった、この怒りのパワーでな!!》
部屋中に雷電が鳴り響く
ラッキューロ《ヤバイヤバイ…!》
ラッキューロは危機を察知し、部屋から出た
『何してるんですか…?早く止めてください』
は中里に言った
そしてはノブハルのガブリボルバーを手にし、ドゴルドを撃った