第2章 プロローグ
トリン「君を助けた緑の戦士。彼もキョウリュウジャーの仲間だ」
『あの人が…。それで…なぜ私にその話しを?私もキョウリュウジャーになれってことですか?』
トリン「実を言うと、君はキョウリュウジャーにはなれない。君の獣電竜は小さいからな」
『それじゃあ…』
トリン「君にはキョウリュウジャーのサポートをしてほしいんだ」
『サポートですか…?』
トリン「あぁ。しかし君は狙われている存在でもある」
『私が…!?何でですか?』
トリン「君の持っているそのネックレス。そのネックレスには大量のエネルギーが封じ込められている」
『これに…?』
トリン「それは君の先祖が作り出したものだ。かつてデーボス軍を封印した女神、アルト様が」
『アルト…様…?』
トリン「君はそのアルト様の生まれ変わりだ」
『私が…生まれ変わり…』
ダメだ…
頭がパンクしそう…
『とりあえず、私は狙われている。そしてキョウリュウジャーのサポートもしてほしい。ということですね』
トリン「その通りだ。理解が早いな」
『まぁ…実際に目の前で見ましたから。信じるしかないです』
トリン「ブレイブだ」
『それで…私はどうすれば?あの場所に緑の戦士しか来ないってことは…まだ全員集まってないんですよね?』
トリン「あぁ。だが大丈夫だ。心配はいらない」
『そうですか…』
は膝の上にいる恐竜の頭を撫でた
『まさか恐竜と会えるなんて…』
アーケオプテリクス…だっけ?
『アーちゃんって呼んでもいいかな?』
小さな恐竜は嬉しそうな鳴き声を出した
トリン「君にこれを渡しておくよ」
トリンから受け取ったのは銃
トリン「ガブリボルバーだ。君なら使いこなせるだろう」
『はい…』
これがトリンとアーちゃんとの出合い
これから新たな“仲間”と出合い、成長する――