第8章 「ストップ!うたうキャンデリラ」
痛い
膝も心臓も痛い
握り締められてるような感覚
『何でこんなことになるのよっ!!!』
思いっきり叫んで我に戻る
恥ずかしくなり辺りを見回す
『え…?』
通行人たちがみんな倒れている
『ど…どうしたんですか!?大丈夫ですか!?』
揺さぶっても起きる気配はない
『どうなってるの…?』
~♪~♪~♪~
ネックレスが光りだした
『これ…それにこの音楽…』
ズキッ…
『痛…っ』
頭が割れるように痛い
音楽や歌が直接頭の中に入ってくる
『一体…誰が…っ』
歌のする方に歩いて行くが、近づくにつれて痛みも増す
『…っ!!』
着いたのはコンサート会場
『キャンデリラ…?この歌は…キャンデリラが…』
にしても…すごい歌…
はガブリボルバーを出して獣電池をセットした
ドォンドォンドォン!!!
キャンデリラ《きゃあっ!!》
『ハァ、ハァ、ハァ…』
キャンデリラ《あー!あなた!女神の生まれ変わりね~?》
『だったら…何…!!!』
ラッキューロ《何かダメージ受けてますよキャンデリラ様!》
キャンデリラ《あーらホント!!どうしてかしら~》
はガブリボルバーを構える
《コイツはキャンデリラ殿の歌が弱点なのだ》
『!!!』
背後にデーボウィルスンの姿が
は急いでガブリボルバーで撃つが、弾は貫通する
『え…!?』
《私は幻だ!本体はアンキドンの中にいる!》
『そんな…っ』
キャンデリラがまた歌いだす
『う…っ』
は膝をつく
『(ダメ…目の前が…霞んで…)』
ドォンドォンドォン!!!
キャンデリラ《きゃあ!!!》
『!!』
キャンデリラ《キョウリュウピンク!?何すんのよ~!》
アミィ《ちゃん!!》
『アミィ…さん…』
アミィ《大丈夫!?》
『はい…』
アミィ《陰気で酷い歌、やめてもらうわ!!》
キャンデリラ《聞いた~!?ムカつく~!》
ラッキューロ《キャンデリラ様、ボクが!!》
ラッキューロがアミィの元に