第46章 「わらうカオス!はめつのカウントダウン」
は氷結城の中で縛られていた
邪気に蝕まれた体は言うことを聞かず、ただ精神を保つので精一杯だった
ぼんやりと視界に映るのはデーボス軍の幹部たちがみんな傅いているところだった
カオスの体からデーボスの魂が氷結城へ流れていく
デーボス《我はデーボス》
キャンデリラ《えぇ〜!》
ラッキューロ《デーボス様ぁ!》
デーボス《我は最後の審判の瞬間を裁く。今から50時間の後、この闇時計の針が頂点に戻る時、地球に大いなる破滅が訪れよう》
闇時計の針が動き出した
ラッキューロ《えぇ〜!じゃあもう人類滅んじゃうってこと!?あぁ…春まで待てよ…!楽しみにしてるのに…!》
ラッキューロの手にはらぶタッチの劇場版のチケットが
カオス《ラッキューロ》
ラッキューロ《んん?あぁっ、カオス様戻った!はいはいはい、何スか?はいはい》
カオス《今までご苦労。君は解雇だ》
《《《えぇっ!!》》》
ラッキューロ《え?かいこ?あぁ、あの糸を吐く虫の…》
カオス《主要な幹部たちはもう全て超増殖細胞で巨大化できる。人間界を偵察する必用も無い。人間の言葉で言うならば…君はクビだと言うことだ》
ラッキューロ《ガッビーーーン!!》
―――スピリットベース―――
ダイゴたちはテーブルのモニターで弥生と連絡を取っていた
弥生《すみません…突然氷結城に襲われて…》
ダイゴ「無理すんな弥生。プレズオンを頼むぜ」
弥生《はい、これからラボに戻ってプレズオンを治します》
ダイゴ「あぁ」
弥生との連絡が切れた
トリン「恐らく、デーボスが最終進化するには多少の時間がかかる。残る手は1つしかない」
イアン「氷結城を破壊するしかないってことか」
ノブハル「ふぅ…いよいよ最後の決戦か…」
ソウジ「でも…最終進化する前のカオスにさえ…まったく歯が立たなかった…」
アミィ「大丈夫、キングのお父さんが切り札を探してくれてる」
空蝉丸「キング殿……」
ダイゴはダンテツから貰ったネックレスを握りしめた
ダイゴ「(親父…!何をモタモタしてるんだ…!地球のメロディが…切り札が入るのは今!今なんだよ…!)」