第45章 「たましいのつるぎ!うなれストレイザー」
走り出したソウジは黒マントに向かってガブリボルバーを撃った
攻撃は黒マントに当たり、3人は地面に倒れた
黒マント《仕方ありません…!より悲しみの濃い方だけでも…!》
黒マントは源流との腕を掴んで走り出した
『離し…て…!』
掴まれた腕から邪気がまとわりつく
ソウジ「父さんの方が悲しみが濃い…?」
源流「ソウジー!!」
ソウジの脳裏に浮かんだのは幼い記憶
いつもは厳格な父親が道場で1人泣いて謝っていた
その姿を見たソウジは父親を悲しみから守りたかった
ソウジ「思い出したぞ…俺を前に進ませる…力」
ソウジは源流の持っていた木刀を手に取った
ソウジ「それは悲しみから人を守りたいと思う気持ち……魂だ!」
黒マント《!》
ソウジ「トリニティストレイザー!はぁっ!!」
ソウジの放った攻撃は黒マントに当たり、源流とは解放された
源流「ソウジ!見事だ!」
麗子「ソウちゃん…」
黒マントは去っていった
ドォン!!
『!』
ソウジ「みんなが戦ってる…!」
ソウジは源流に木刀を返した
源流は静かに頷き木刀を握った
ソウジ「母さん…今こそ父さんから教わった戦国の剣が必要なんだ!」
麗子「ソウちゃん…」
ソウジ「俺に剣を…戦隊を続けさせてくれ」
ソウジは走り出した
《ガブリンチョ!ザクト〜ル!》
ソウジ「キョウリュウチェンジ!」
〜♪〜♪〜♪〜
ソウジ「ファイヤー!」
源流「やはり…怪物と戦う戦士だったのか」
『そうです…ソウジくん、すごく強いんです。キョウリュウジャーには彼が必要なんです!いっぱいケガしたり…心配だと思います…。でも…!私が全部治します!!だから安心してください!!』
はそう言ってみんなの元へ走り出した
トリン「!」
『トリン!』
トリン「大丈夫だったか?」
『うん。大丈夫だよ』
トリン「付いてきて…何かわかったか?」
『……うん。やっぱり、家族っていいなーってわかった!』
トリン「……そうか」