第36章 「ふっかつ!ブラギガスしゅつげん」
イアン「あぁ。任せてくれ」
ソウジ「必ず守ってみせる。この世界も…アルト様も」
『ありがとう。でも私はの中にいる1つでしかありません…。この体は自身なのですから。この子のこと…よろしくね』
アルトは微笑んで目を閉じる
グラッ…
ダイゴ「アルト!」
ダイゴが倒れる体を受け止めた
は規則的な息をしながら眠っていた
ダイゴ「に戻ったのか…」
ダイゴはを抱きかかえた
―――――
『ん…』
目を覚ますと見覚えのある天井が
『(あれ…ここ…私の家…?)』
起き上がると外はもう真っ暗
『(あれ…夜…?)』
時計を見ると夜の10時
『(私…確か…魔洞湖で気を失って…?)』
周りを見渡すとそこにはみんなで隅に固まって眠るダイゴたちの姿が
『みんな…』
は毛布を出してみんなにかけた
ソウジ「ん…」
毛布をかけるとソウジの目が開いた
『あ…ごめん、起こしちゃった…?』
ソウジ「…」
『ありがとう、私のこと運んでくれて…』
ソウジ「いや…そんなの全然構わないよ」
は微笑んだ
その微笑はさっき見たアルトの微笑みと似ていた
パシッ…
ソウジがコヨミの腕を掴んだ