第35章 「マキシマム!レディはおれがまもる」
―――スピリットベース―――
イアン「ってわけでさ?忘れ物を届けてもらうついでにウッチーにイタズラ仕込んじゃった!はははっ!」
どうやらイアンはワザと忘れ物をして、女の子たちに自分の忘れ物をウッチーに渡して欲しいとお願いしたらしい
女性が苦手なウッチーは話しかけられるのでもかなりのダメージ
ソウジ「どうしてそうすぐ人をからかうんだ、イアン」
ダイゴ「大丈夫かよ?相手はあのカタブツでゴリッゴリのウッチーだぞ?」
イアン「現代の女性に慣れるための俺からの親切心だ!」
ノブハル「うわぁ…何て上から目線…」
イアン「まっ、実際?上だから。レディーの扱いに関しては、俺は頂点だからね」
弥生「イアンさん!空蝉丸さんとのチームワークが乱れるとマキシマム獣電池が使えませんよ?ビクトリーと併用すれば、現状でも私たち7人の心と力を一つにできるんです」
イアン「平気平気!少なくとも、俺と弥生ちゃんの心は一つだろ?」
「「「『オーマイ…』」」」
空蝉丸「イアン殿…!!」
現れたのは白装束を身に纏い、ザンダーサンダー片手に怒りMAXの空蝉丸だった
イアン「ウ、ウッチー…」
空蝉丸「もはや天が許しても…この空蝉丸が許さん!!」
空蝉丸はイアンを追い掛け回す
空蝉丸「イアン殿!!」
イアン「落ち着けって!なっ!?」
ダイゴとノブハルが空蝉丸と止める
イアンはアミィとの後ろに隠れた
イアン「ごめん!悪かったよウッチー!!」
~♪~♪~♪~
その時、イアンにメールが
イアン「ちょっと悪ぃ。…これから日本へFLY…泣かすから覚悟して…?エリカ・ストーンズフィールド…」
アミィ「誰から??」
イアン「ヨーロッパ時代のガールフレンドだよ。何だよアイツ…急に来日しやがって…」
空蝉丸「離せ!!」
空蝉丸は掴まれていたダイゴとノブハルの腕を振り払った
そしてイアンのモバックルを取り上げ、画面を見た
空蝉丸「また美女…!しかも覚悟せよとの文面…!!遠く海の向こうまでイアン殿の被害者が…!!」
空蝉丸はイアンを睨み付けた
イアン「ま、待て…!!落ち着け…!!」
空蝉丸「問答無用!!」
《ザンダー!!!》
イアン「うわあああああああ!!オーマイ!!!」
イアンはザンダーサンダーをまともに食らったのであった