第31章 「だいげきとつ!おどれカーニバル」
『う…』
トリン「…!!」
『トリン…?無事…なの…!?よかった…っ』
の瞳から涙が溢れた
トリン「大丈夫だ。すまなかった…心配をかけた」
は首を振った
『…みんなは?』
トリン「戦っている」
『…!!じゃあ…!!』
は勢いよく立ち上がった
フラッ…
トリン「!!」
ふらついたをトリンが支えた
トリン「まだ無理をするな…!!」
『でも…っ』
トリン「大人しくしているんだ」
『…っ…!!…じゃあ…トリンが行って…?』
トリン「え…?」
『トリンがみんなのところに…!私の代わりに…!』
トリン「しかし…!!」
『私はもう大丈夫…!!無理はしない!!約束する!!』
トリン「……わかった」
トリンはダイゴたちのところへ向かった
『…………』
体が重い…
クラクラする…
ドクンッ……
『…!!』
《殿…!》
《ちゃん…!!》
『………私…みんなに…?』
思い出した…
私…みんなに…
『そうだ…みんなに…攻撃したんだ…』
思い出した…
私はみんなにガブリボルバーを向けた
操られたとはいえ…許されない…
涙が頬を伝う
しばらく放心状態に陥ってしまった
ダイゴ「たっだいま~!」
『!!』
イアン「ちゃん!!」
アミィ「目が覚めたのね!!」
『あ…』
ダイゴ「!!」
ダイゴはに駆け寄って肩を掴んだ
ダイゴ「もう大丈夫か!?」
が震えている
ダイゴ「…?」
『ごめ………なさ…』
ダイゴ「…?」
『ごめんなさい…ごめんなさい…っ』
ソウジ「…?」
パァンッ!
はダイゴの手を振り払って離れた
ダイゴ「…?」