第30章 「ああトリン!1おくねんのうらみ」
『トリン…どうすればあなたの心を晴らせるの…?私たちじゃ力不足なの…?』
トリン「そうじゃない!!そうじゃないが…!!」
『私たちは何があってもトリンを信じてる!!』
トリン「!!」
《私は何があってもあなたを信じてます》
トリン「本当に…似ている…」
『え…?』
トリン「!!」
トリンが風を感じた
のネックレスも光出す
『また…!?』
トリンが振り返る
そこにはエンドルフの姿が
トリン「貴様…!!」
トリンはを庇うように立つ
エンドルフ《レクイエムの始まりだ…》
パチンッ
エンドルフが指を鳴らした
―♪―♪―♪―
トリン「『!!』」
ヴァイオリンの音色が頭の中に響いてくる
トリン「こ、このメロディは…!!」
ズキッ
『うぁ…!!』
ホ~ロホ~ロホロボレロ~♪
ホ~ロホ~ロホロボレロ~♪
拭い払えない 悪夢に~♪
胸の中の闇が~増す~♪
トリン「あぁ…!!魔の歌だ…!!いかん…!!このままでは…!!」
『…っく…!!あぁ…っ!!』
悪の旋律が頭の中を洗脳していく
私たち誰もがデーボス♪
エンドルフ《我慢はよくないぜ》
ドォンドォンドォン!!
『ト、リン…!!』
エンドルフ《気分のままに暴れろよ…》
欲望を抑えちゃダ~メ♪
溢れ出す魔の力~♪
トリン「あぁぁぁぁ!!」
『いや…っ!!あぁ…っ!!』
叫んで 切って 獣になって♪
腹の底をぶちまけて~♪
ドクンッ…!!
『…っ!!』
エンドルフ《こっちの方が早いかな…?》
トリン「…!!」
『あぁ…!!うぅ…あ…!!』