第27章 「ナニコレ!デーボスぐんのあくむ」
カオス《お前たちにトドメを刺される瞬間…デーボス様はお心を私の体に移し、死を逃れたのだ…》
空蝉丸《何…!?》
ドゴルド《カオスの旦那は氷結城を海の中で復元した》
アイガロン《俺様も爆発の瞬間に助けられたんだ。染みるわぁ~!》
イアン《何てしぶとい奴なんだアイガロン…!!》
カオス《デーボス様は今度こそ対人類のための最終進化をする。待っていろ獣電戦隊…我が因縁の敵、トリンよ…!》
トリン「…!!」
カオス《ハッハッハッハッハッ…!!》
奴らは消えた
『…っ!』
トリン「、早くスピリットベースへ…!」
『大丈夫…』
―――スピリットベース―――
『はぁ…』
トリン「大丈夫か?」
『うん。大丈夫』
トリン「もう少しここにいた方がいい。私は用事がある」
『私は大丈夫。行ってきて、トリン』
トリン「すまない」
トリンはスピリットベースから出ていった
『はぁ…』
イアン「大丈夫か?ちゃん」
『イアンさん…大丈夫ですよ。みんなは…』
イアン「りんちゃんのところさ。ドリンクのお礼に行った」
『そうですか』
イアン「ちゃん」
『はい?』
イアン「足…ケガしてるだろ。腕も」
『…!!…何で…』
イアン「レディのことは見ればわかる」
『………』
イアン「ほら、手当てするから見せてみな」
『………』
は傷を見せた
イアン「…ずっと放ってたのか…?」
『湿布貼ったり…してました…』
イアン「どうしたんだ…?これ…」
足は内出血して腫れていた
『ぶつけたんです…』
イアン「ぶつけてできるケガじゃない」
『…っ』
イアン「…学校で」
『違います!!』
イアン「ちゃん…」
『何でも…ないんです…』
そう言っているの手は震えていた
イアン「…………」
グイッ
『!?』
ギュッ…
『イアンさん…!?』
イアンはの手を掴み、抱き寄せた
イアン「1人で抱え込むな。ちゃんには俺たちがついてる」
『…っ!!』
ジワジワと目に涙が溢れてきた
イアン「今なら俺しかいない。泣いていいんだぜ…?」
優しく微笑みながら頭を撫でる
そんなことされたら…涙…止まらないよ…