第27章 「ナニコレ!デーボスぐんのあくむ」
『はぁ…』
今は夏休み真っ最中
キョウリュウジャーの活躍によりデーボス軍はほぼ壊滅状態
街は平穏な日々が続いていた
しかし平穏なのは街だけで…
『(教科書どこ行ったんだろう…)』
今日は登校日でみんなが学校に来ていた
は帰るために階段を降りていた
『(焼却炉に寄ってみよ…)』
ドンッ!!
『!!』
誰かから背中を押され、階段から落ちた
『…った…』
「クスクスクス…」
「どんくさいんだからー…」
ズキッ…
『い…っ…』
どうやら足を捻ったみたいだ
床に打ち付けた腕や手首も痛い
『(何も階段から落とさなくても…)』
は立ち上がって焼却炉へ向かった
『あった…』
教科書を拾ってカバンに入れ、スピリットベースへ向かった
―――スピリットベース―――
『ごめんなさい、遅れました』
ソウジ「遅かったね。どうかした?」
『ううん、何でもないよ』
は笑って席に座った
イアン「…………」
トリン「もうすぐプレズオンの第2ラボも始動できる。より強力な監視体制を敷くために諸君たちの意見を聞きたい」
イアン「気合い入れすぎじゃねぇか?残ってんのはラッキューロとキャンデリラぐらいだろ」
アミィ「ねぇトリン。デーボス軍は絶対改心したりしないの?」
トリン「……………」
空蝉丸「確かに、あの2人は少々ズレてますからなぁ…」
ノブハル「何たって喜びと楽しみだもんね」
アミィ「やっぱり…倒さなきゃいけないのかな?あの2人も…」
トリン「…倒さなければならない」
みんなは頷いた
トリン「デーボスの復活に繋がる可能性があるものは全て!」
ダイゴ「トリンがそう言うなら…まぁそういうことだろ」
ソウジ「そうさ…。結局は人間に危害を加える相手なんだ。きちんと倒さなきゃ…」
トリン「…………」