第25章 「たてッ!バクレツキョウリュウジン」
『う……プレズオン…?』
目が覚めたは辺りを見回す
プレズオンの中にいるのはすぐにわかった
『弥生さん…は…?』
プレズオンは吼えて答えた
『無事…なんだ…よかっ…た…』
体か動かない
『ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…』
さっきよりは楽だけど…いきなりどうして…?
『(みんなは…大丈夫かな…)』
ドンッ…!!
地面が揺れる
『…?』
ドクンッ…!!
『…っ!!』
はまたプレズオンの中で意識を手放した
ラボに弥生がたどり着いた
基地は真っ暗で、床は瓦礫だらけ
そして光っているパソコンの画面を見るとそこにはプレズオンの姿が
弥生「プレズオン…!!さんも無事だ…!!」
弥生は埋もれていたダイゴの写真を見た
弥生「絶対…絶対ダイゴさんに届けてみせる…!!」
カタカタカタカタ…
弥生「プログラムは機能してる…。足りないものは何なの…?まだ…プログラムを越えた何かが必要なの…?」
《弥生…》
弥生「!?…誰!?」
《プレズオンにあなたのブレイブを…》
弥生「この声…さん…?」
弥生はを見た
しかしまだ目は閉じられたままだ
《あなたのブレイブをプレズオンに…!!》
弥生「ブレイブ…そうか…ブレイブよ…!!プログラムを組んだ…私のブレイブ…!!滅びた小惑星にはなかったもの…。それは…共に燃え上がり…絶望を乗り越える人間の魂…」
弥生は自分の胸に手を当てた
弥生「ブレイブだわ…!」
ゴゴゴゴゴゴ…!!
また揺れ始める
弥生は急いでプレズオンの元へ
弥生「プレズオン!!どうすればいいの…!?私あなたにブレイブを捧げる方法が見つからない…!!」
プレズオンは吼える
弥生「あたしはどうなってもいい…!!助けたいの…!!こんな私を初めて強いって言ってくれた…あの人を…!!」
また基地が揺れる
そして瓦礫が落ちてくる
弥生「きゃぁっ!!」
《弥生…!》
弥生「…!」
《あなたの心をプレズオンに捧げるのです…》
弥生「心…?」
《“想い”はプレズオンに伝わっています…。あなたの“心”そのものを捧げるのです…》
弥生「心そのもの…」
弥生の頭にダイゴの笑顔が浮かんだ