第22章 「アンラッキュー!タナバタのタナボタ」
アミィ「アイスなんて…いつもらっちゃうかわからないから…ウッチーはここから出てっちゃダメよ…?」
空蝉丸「御意!!」
《ハイ!皆サン!!オ久シブリデース!》
「「「「ラミレス!!?」」」」
スピリットベースにやって来たのはラミレスだった
ラミレス《今、仲間ヲ探シテ、ベルギーニ行ッテキタトコデース!コレ、オ土産ネ!皆サンデ食ベテクダサーイ!》
ラミレスが持ってきたのは箱いっぱいのアイスクリーム
「「「おぉ~!!!!」」」
みんな目を輝かせる
「「「『アイス!!?』」」」
空蝉丸「あ」
ラミレス《デハ、see you!》
ラミレスは去った
空蝉丸「叶ってしまったでごさる…!」
ドクンッ…!!
空蝉丸も倒れてしまった
『空蝉丸さん…!!』
ダイゴが飛んでいく短冊を取ろうとしたが、間に合わなかった
ソウジ「残るはノッさんとか…」
トリン「それなら心配はない。美女にモテモテでモーテがつけられない」
みんなは安堵の息を吐いた
イアン「よかった…この願いなら絶対に叶いそうにないな…」
ノブハル「失礼だよ君たち!もう!まぁ僕も、あり得ないと思って書いたけどさっ!」
イアン「ちゃんの願い事は…?」
トリン「あ、それは…」
『わー!!!いいですいいです!!!読まないで…!!』
はトリンから短冊を取り上げてポケットにしまった
トリン「…」
『シー…!!』
「「「…?」」」
ダイゴ「ま、俺とノッさんで何とかするしかねーぞ!」
2人は頷いた
そしてスピリットベースを出た
『………』
はスピリットベースに残り、みんなの看病をしていた
『(何の力にもなれないなんて…悔しい…)』
は拳を握りしめる
みんなは苦しそうにしている
『…っ』
せっかくの七夕で…みんなが笑顔になる日のはずなのに…
『みんなを守れる力が欲しい…』
床にポツポツと透明な雫が落ちる
『お願いします…みんなを…みんなを守れる力を…!!』
1粒の涙がネックレスに当たる
ネックレスが光り出した
『な…に…?』
ネックレスから1粒の光りの玉が
玉はある形に変形していく
『これは…!』
の手に獣電池が現れた
『どうして獣電池が…』