第20章 「つかんだッ!カンフーひっさつけん」
―――翌日―――
ダイゴのお見舞いにアミィとイアン、ノブハルが向かい、スピリットベースには空蝉丸とソウジが残っていた
ソウジ「1日経っても目を覚まさないなんて…」
空蝉丸「それに昨日よりも体温が低くなってるでござる…殿に何が起こっているのでござろうか…」
ソウジ「…」
しかしお見舞い組はすぐにスピリットべースに戻ってきた
空蝉丸「ずいぶん早かったでござるな…」
ソウジ「キングは…?」
アミィ「それが病室にいなくて…」
イアン「まぁキングのことだから大丈夫だとは思うが…」
ノブハル「ちゃんは…まだ?」
ソウジ「うん…」
そこにトリンが戻ってきた
アミィ「トリン…!キングは病室にいないし、ちゃんは眠ったままだし…一体どうなってるの!?」
ノブハル「まぁまぁアミィちゃん。トリンが悪いわけじゃないんだから」
トリン「ダイゴは…鉄砕に連れられて逢魔の森に向かった」
アミィ「逢魔の森!?」
ノブハル「そんなところにキングを!?」
トリン「あぁ…連れて行った」
ソウジ「無茶だ!!まだ傷の癒えてないのに…!!」
トリン「ダイゴがブレイブにおいて他に劣るとはどうしても思えない。私も彼の強さを信じたいのだ」
イアン「その強さが問題なんだろ今回は…!!陰がなくて、何でもできる奴だからこそ、キングは苦しんでんだぞ!?」
トリン「………」
アミィ「ちゃんだって…ずっと目を覚まさないし…」
空蝉丸「体温もどんどん下がっていくでござる…」
トリン「…」
のネックレスが光り、トリンが風の音を感じ取った
トリン「!!」
トリンはみんなに報告しようとしたが空蝉丸がそれを止めた
空蝉丸「各々方、キング殿を追うでござるよ」
「「「!!」」」
ソウジ「でも敵が出たら…!」
空蝉丸「拙者のようなカタブツが、リーダーになっても良いのでござるか?少なくとも拙者には…キング殿以外のリーダーは…耐えられないでござる」
アミィ「ウッチー…」
空蝉丸「モンスターが出たときには、拙者にお任せを」
イアン「ちゃんはどうする。1人にするわけには…」
空蝉丸「トリンがいるでござるよ。大丈夫でござる」
みんなは頷いてスピリットベースを出た