第4章 調教
織田先輩を初めて見た時、心臓が止まるかと思った。
すごく綺麗な人で、仕事もテキパキこなして…
そんな彼女が俺の教育係になってくれるなんて、初めは信じられなくて。
俺はそれまで以上に気合いを入れて仕事に取り組もうと決心した。
…けれど昔から要領の悪かった俺は彼女の前で失敗ばかり。
やる気を出せば出す程全て裏目に出た。
それでも彼女は俺を見放す事なく(時々本当に呆れられているが)親身になって面倒を見てくれている。
そんな彼女とまさか"こんな関係"になるなんて誰が想像しただろう…
今まで仕事で褒められた事など一度も無かった俺が、彼女に奉仕する時だけは褒められた。
優しく頭を撫でられる度、もっと彼女に尽くしたいと思うようになって…
(ああ……早く織田先輩に触れたい……織田先輩のアソコを舐めさせてほしい…)
そんな不埒な事を考えていると、俺の下半身は鎮まるどころか更に熱くなっていく。
結局俺は休憩時間が終わるまで、トイレの個室から出る事が出来なかった…
それから更に3日後…
(今日さえ乗り切れば…)
明日は待ちに待った金曜日。
ようやく織田先輩と過ごせる日だ。
俺は彼女の言い付け通り、この1週間本当に自慰をしていなかった。
あと1日我慢すれば、先輩にご褒美を貰える…
そう思うとまた体が熱くなってしまいそうで。
「…半田くん、頼んでおいた書類出来てる?」
「っ…!」
カタカタとキーボードを打っていると、不意に背後から声を掛けられる……もしかしなくても織田先輩だった。
「は、はい…もう少しで出来上がります…」
「…ふーん」
「っ…」
ぴたりと俺にくっついてくる彼女。
その豊満な胸が俺の二の腕に当たっている。
(絶対わざとだ…)
俺が自慰出来ない事を解ってて楽しんでいるに違いない。
彼女は周りに人がいない事を確認すると、ぺろりと俺の耳を厭らしく舐めてきた。
「ぁ…ッ……」
「ふふ…あと1日我慢だよ?」
「……、」
そう囁いた後、彼女は自分のデスクへ戻っていく。
当然俺の下半身は反応してしまって…
(本当に意地悪な人だ…)
自慰したくても出来ない惨めな俺…
けれどそんな自分に俺自身興奮しているのも確かだった…
*