第5章 褒美
「ぁっ…、コラ……」
半田くんと2週間ぶりの密会。
彼を部屋に入れた瞬間、突然背後からぎゅうっと抱き締められた。
すでに硬くなっている彼のモノがちょうど私の腰の辺りに押し当てられる。
「…そんなにがっつかないの」
「はぁっ…、先輩……」
首筋に掛かる熱い吐息。
どうやら彼は私との約束をちゃんと守ったようだ。
もし約束を破っていたとしたら、きっとポーカーフェイスなど出来ないであろう彼はすぐ顔に出してしまうと思うから。
「…ちゃんとイイ子に出来た?」
「…はい……、俺…言われた通り、1週間我慢しました……」
彼の腕をやんわり解き、向かい合ってその顔を見上げる。
頬を上気させ、瞳を潤ませている彼…その呼吸はまだ何もしていないのにいつもより少し荒い。
「それじゃあ約束通り…いっぱいご褒美あげなきゃね?」
「っ…」
「…今日はどうしてほしい?」
しゅるりと彼のネクタイを解きながらそう尋ねる。
けれど彼から返ってきた言葉は意外なものだった。
「…せ、先輩のアソコ……舐めさせて下さい…」
「……、」
…驚いた。
彼はてっきり自分が気持ち良くなるような欲求をぶつけてくると思っていたから。
「本当に好きなんだね……変態クン」
「っ…」
「いいよ…好きなだけ舐めさせてあげる」
そう言って穿いていたタイトスカートをたくし上げる。
今日は黒いレースのガーターストッキングに、下着はTバックを身に着けていた。
勿論半田くんをエッチな気分にさせる為だ。
「先輩…、すごくエッチです……」
「…気に入ってくれた?」
「は、はい…」
ごくりと唾を飲み込む彼。
その場に膝をつき、我慢の限界とばかりに秘部へ顔を寄せてくる。
「ぁっ…、」
2週間ぶりの感触。
下着の上からぺろぺろとソコを舐められ、小さく喘ぎながら彼の頭を優しく撫でた。
我慢していたのは彼だけじゃない。
私だってずっとこの快感を待っていたのだ。
「ねぇっ…、直接舐めて…?」
はしたなくお強請りすれば従順に言う事を聞く彼。
器用に下着をずらし、その隙間から熱い舌を忍ばせてくる。
「あぁんっ…、気持ちイイ…」
じわりと溢れ出てくる愛液。
彼は休む事なく舌を動かしながら、時折じゅるじゅるとソレを啜った。
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