第4章 調教
耳を愛撫しながら半田くんのモノを少し強めに扱くと、彼はびくんと腰を震わせ大量の精液を吐き出した。
ソレは全て私のショーツへと染み込んでいく。
「いっぱい出たね…気持ち良かった?」
「…っ……、はい…」
呼吸を乱しながらそう答える彼。
その様子にクスリと笑い、真っ赤になっている彼の頬へチュッとキスをした…
それから数日後…
「え……、今日は…ダメなんですか?」
残業を終え、室内には半田くんと2人きり。
ここのところ、金曜の夜は彼とエッチな事をするという暗黙のルールが出来ていたが、今日はそういう訳にもいかなかった。
何故なら生理が来てしまったからだ。
「最低でも1週間は出来ないかな」
「…解りました」
「勿論その間…半田くんも我慢だよ?」
「…え?」
「私の生理が終わるまで、ひとりH禁止だから」
「……、」
私の言葉にぴしりと固まる彼。
そのネクタイをグイッと引っ張り、予想通りの反応を示している彼の耳元で吐息混じりに囁く。
「当然でしょう?半田くんは私のペットなんだから」
「ッ…」
「でも…ちゃんと言い付け守れたら……いっぱいご褒美あげる」
「せ、先輩…」
瞳を潤ませ期待に満ちた彼の表情。
その唇のすぐ横にキスをし、私は彼とそのまま別れた。
最近は毎日自慰をしていると言っていた半田くん。
そんな彼がどこまで我慢出来るか楽しみだなんて思う私は、本当にドSかもしれない…
*
(…っ…、ツラい……)
織田先輩に自慰行為を禁止されて3日目。
休憩中…俺はトイレの個室で、勃ち上がってしまった自分のモノを鎮めようと必死だった。
土日は何とか我慢出来たが、こうして会社で彼女と顔を合わせれば嫌でも反応してしまう。
(ああ…、織田先輩……)
思わず下半身に手が伸びそうになる。
このまま一度出してしまおうか…
一度くらい自慰をしたって彼女にバレる訳がない…
そんな悪魔の囁きが、さっきから何度も頭の中でリフレインしていた。
(いや、ダメだ…)
もし彼女に自慰をした事がバレて、二度と俺の相手をしてくれなくなったらどうする…?
最早俺は"パンダの祟り"の事をバラされるより、彼女が俺から離れていってしまう事の方がずっと恐かった。
だって彼女は、俺の"憧れの人"なのだから…
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