第2章 甘蜜
乱歩「ほら、美雪。どうして欲しいか言ってみて?」
乱歩はそう云いながら美雪のトロトロになっている蜜壷を、グチュグチュと厭らしい音を立ててまさぐる。
美雪「やんっ、やっ、……!ぁっ……はぁっ、乱歩さんっ、乱歩さんっ!」
乱歩「うん」
イヤイヤをするように首を振って、乱歩の名前を連呼する美雪に、ありったけの愛しさを込めて返答する。
美雪「わっ、たし……の!なかっ……ぁ、ん!はぁっ、はぁっ、乱歩さん……っで、いっぱいに……してぇっ、ぇ!!」
美雪が理性を手放してそう言い放つと
乱歩「うん、勿論……!僕ももう限界」
乱歩はそう言って美雪の腰をガシッと掴むと、己の欲望を思い切り突き穿った。
美雪「んぁぁあっ!!?ひっ、んんん!!」
美雪の目尻に溜まっていた涙が頬を伝う。
腹部に迫る突然の圧迫感に、美雪の眼前をチカチカと星が舞った。
乱歩「あっ、つ……」
乱歩は、はぁ〜……と深く息を吐くと、そのまま美雪を抱きしめた。
美雪「あっ、ぁっ、なか……っ乱歩さんでいっぱいぃぃ〜……」
既に理性など飛んで頭が真っ白の美雪は、無意識に乱歩を煽る。
乱歩「美雪……この状況で煽らないでよ……」
美雪「ふぇ……ぇ?」
美雪は乱歩の言っている意味が理解出来ない。
そんなことよりも──
美雪「乱歩さんっ、キスして……ほしっ……!」
美雪が言い終わる前に、乱歩は美雪の唇を奪う。
美雪「んっ!ぅぅ……んん……」
何度も舌を絡ませ、歯列をなぞり、深く深くキスをする。その度にゾクゾクとした快感が背筋を駆けていく。
乱歩「気持ちよさそうだねぇ……美雪?」
乱歩が美雪の瞳を覗き込みながらそう呟く。
美雪はもう限界だった。