第2章 #02
八神は自分が長身なのをわかってか、名前の為にわざわざしゃがむ。
名前は八神の頭に手を伸ばして撫でた。
八神はくすぐったそうにしている。
「…満足しました。」
「俺は満足してないぞ。」
八神はふらりと立ち上がる。名前はまた腕を引っ張られる。
「痛いですってば!」
名前は強気に反発した。八神に腕を掴まれたまま乱暴に動かす。
「俺に勝てると思ってんのか?ん?」
八神の余裕そうな態度が腹立つ。笑っている。
名前は腕を掴まれたままだった。名前は八神に倒された。
「いたっ…。」
八神にぐいぐいと腕を引っ張られる。引っ張られると言うよりは引きずられてるみたいだ。
「制服汚れちゃいますから…あまり引っ張らないでいただけると。」
名前の制服は土で汚れる。八神は鼻で笑った。
「あ~そりゃ悪かったな名前。俺の家でお茶でもしていくか?」
八神は名前の腕を離した。名前は立ち上がり制服に付いた土を払う。
名前は八神の様子を伺った。笑っているのだ。
「お茶?八神さんお茶入れれるんですか?」
「そのくらいできる。」
八神は鼻で笑った。お茶した後はあれをしたいと。