第9章 #09
八神には名前を巻き込んでしまった責任がある。
元々名前を好きだった事もあり、守るという特典付きで名前に交際を持ち掛けた。
名前をいじめて八神に精神的ダメージを与えるつもりが、
八神と名前を得させる結果に終わった。
名前の見えないとこで名前を守ってくれてた。
クラスにいる不良グループは不良を気取ってるが、八神と違い全く強くない。
本気の殴り合いしたことない。
その不良グループは、よそのクラスの不良には相手にされてなかったとか。
どうりで授業が休み時間と区別つかないわけだ。八神は話す。
「そうだったんですか。私…完全に巻き込まれて。
原因は八神さんに言われた通りいっぱいありますけど…。
ほんとに大丈夫なんですね。」
「もうお前一人でいても大丈夫だぞ。
いじめられてるの見てシコってたなんて酷い事言っちゃった。
ごめん。」
名前は安堵のため息をつき一安心する。