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鳥籠【R18】

第9章 #09


 付き合って半年以上経つ。夏になった。
八神と名前は名前の家の、名前の部屋でくつろいでいた。
名前はマンションではなく家に住んでいる。
雑談したりテレビを見たりしている。
八神はさほど名前の外見を気にした事はなかった。
本人も外見をあまり気にしてないようだ。
八神は、名前の部屋では煙草を吸うのを遠慮している。
代わりに冷房は効いていた。扇風機は回っている。
「なぁ名前。」
「なんでしょう?」
「お前をいじめてた不良グループ、シめておいたぞ。
あいつら俺が好きな奴に目をつけていじめたみたいだ。
巻き込んで悪かったな。お前に非があるわけじゃないよ。」
 名前と八神をボロクソに言っていた、男女混合の同級生不良グル―プがある。
不良グループのリーダーが、八神を引き入れようとしていたが八神は断った。
不良グループのリーダーが八神が名前を好きなのを知っていた。
八神への報復として、クラスから孤立していて常に一人でいた名前が、
いじめの標的にされたという。
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