第5章 #05
「お金…大丈夫ですか?」
「俺が出すからいい。お金の心配は無用だ。」
「八神さん。ほんとすみません…何から何までお世話になっちゃって。」
八神に頭を下げる。
「頭下げることないよ。名前は俺の恋人なんだからな。
好きだぞ~。」
「八神さん…。私、八神さんのこと大好きです!」
「…!名前っ、冗談抜きで好きだ!愛してる!」
街中で大声で好き好き言い合ってヒソヒソされている。八神は両腕で名前を抱き締める。
八神と名前は我に返りハッとして目を合わせてから、顔を赤く染める。
痛いバカップルみたいな行動してる。八神と一緒に行動するのは楽しい。
歩いている内に駅前のカラオケ店に着く。
八神と名前はカラオケ店に入っていった。