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鳥籠【R18】

第1章 #01


八神は名前の顔の近くまで詰め寄る。
頭はよくないが、美形で喧嘩が強く運動神経は良かったので一目置かれていた。
八神は顔といい強さといい名前に足りないものを全部持っていた。羨ましく思っていた。
名前なんかが隣に並ぶのがもったいないくらいだ。彼にはもっとふさわしい人間達がいるはず。
憧れと喪怖の念を抱いていた。名前はショーツから指を離す。八神は名前の指を見て鼻で笑う。
「八神さんの…縄張りですぅ…。」
 名前は怖くて全身を震わせる。八神と目を合わせようとしない。
怖がって身をよじらせる。
「そうだ。此処は俺の縄張りだ。物わかりがよくてよろしい。
で、今何をしていた。言えよ。」
「お…お…。」
 名前はぼそぼそと小さな口を開き、頬を赤らめて喋る。
「お…?」
「恥かしくて言えないんですけど…オナニーをしていました。」
「ぷっ…。」
 八神は名前の正直答えを聞いて笑ってしまう。
「あはははは!名前がオナニー!笑っちまうなおい。」
「八神さん!わ、笑わないでください!」
 名前は怒りで顔を赤くする。
「一発やらせろや。俺の縄張り荒らしてごめんなさいってな。」
「…今なんて。」
 名前は八神の予想外の言動に驚き言葉を詰まらせる。なんで自分なんかとヤりたいと思うんだ。
名前は壁に身をよじらせて逃げようとする。八神は名前の顔の隣に掌を叩き付ける。
名前の逃げ道を完全に塞いだ。
これでは逃げられない。八神にこうやって迫られて困惑している。
確かに侵入はしたが、八神の縄張りを荒らした覚えはない。完全に言いがかりだ。
「言葉通りの意味だよ。どうせま○こ弄って濡らしてたんだろ?」
「はい…。ごめんなさい…。」
 名前は頷く。
スカートを掴まれ捲られ驚いて逃げ出そうとする。
「ちょっと!?」
 スカートの裾を八神に掴まれ名前は驚く。
「…逃げるなよ。」
 八神に優しい声で囁かれ名前は押し黙る。
スカートの中に大きな掌を入れられる。下着ごと秘所を鷲掴みにされる。
男性で言えば急所にあたるところだ。感じて濡れてしまう。
「やっと捕まえたぞ名前。」
「…んひぃ。」
 名前は軽く喘ぐ。
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