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鳥籠【R18】

第2章 #02


「…八神さん。キスマーク付けちゃ、ヤです。」
 名前は頬を赤らめ涙ながらに嫌だと八神に訴える。
「っるせぇ。俺の所有物アピールすんだよ!」
 八神に怒鳴られて名前は押し黙る。
「はぁん…。」
 宣言通り首筋にキスマークを付けられる。
見えてしまうような位置に付けられてしまった。名前は泣き出す。
「…お嫁に行けない…。」
「…っ。」
 八神は首筋を吸って舌で舐め始める。名前は軽く喘ぐ。
「あっ…やめて…これ以上はぁ…。」
 八神は名前の制服を脱がしにかかる。
「時間の許す限りでいいから一緒にいて…お願い…。」
 優しく言われ名前は八神に答える。
「はい…。いいですよ…。」
「ありがとう名前…。」
 安心したのか八神は抱きしめる力を弱くし緩める。
名前は八神の手を優しく握った。
「私…八神さんのこともっと知りたいです。教えてください。」
「こっちに来い。」
 八神は両腕を名前の背中から外し、微笑んで手招きをする。
「何をするんですか…?」
「教えてやるって言ってんだよ。」
 八神は引き戸を開けて名前を和室に誘う。
布団が二つ敷かれていた。プライパシーも糞もない。
これはストレスが溜まりそうだなぁと名前は眺めていた。八神は布団の上に座る。
服を脱いだ上半身を見せる。八神の身体はガリマッチョといったところか。
細いが腕にはしっかりと筋肉が付いている。腹筋這われていた。
名前はドキっとしてしまう。
「さっきしたのにまたするんですか…。」
「悪いかよ。あー俺、体鍛えてるからさ。見せたくてね。」
 名前は八神の腹筋を触る。ちゃんと割れてて硬い。
鍛えてるんだなぁと感心する。
それに比べて自分の体型はとがっかりする。
「それってぼでぃび…いたた。」
「そこまでじゃねぇよ。」
 八神は目を瞑り、名前に顔を近付けて桜色の唇に触れ舌をねじ込む。 
舌を絡ませ吸い上げる。
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