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大好きな君へ

第4章 無くした心の取り戻し方


あかねside

暖かいベッドの中目を覚ますと


そこには

私を見つめて笑ってる

亮ちゃんがいて…



亮ちゃんに抱き付いて

胸にぎゅっと顔を押し付けると



「どうした…?」



なんて不思議そうに亮ちゃんは

私の体を抱きしめる…



そんな亮ちゃんの胸に顔を埋めながら



「ねぇ…亮ちゃん…

私…今すごく幸せだよ…?

でも大倉さんは…」



そう言いかけた私の言葉を

亮ちゃんは素早くキスで防いで



「大丈夫やから…


大倉には

俺からちゃんと話すから…


やからお前は

俺の側におって

俺の手を離さずにおってくれたら


それだけでええ…」



そう言って私に笑いかける…







笑った顔も…

怒った顔も…

泣き顔も…





ずっと亮ちゃんの側にいて見てきたから




今亮ちゃんが

その笑顔の下で



いっぱい苦しんで悩んでるって



解ってしまうから…




亮ちゃんが大倉さんを

友達として仲間とさて



大切に想ってるってこと

誰よりも知ってるから…




「解った…(笑)」



なんて…


その笑顔に騙されたふりをして

笑うことしか



その時の私には

出来なかった…
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