第2章 意地悪なバレンタイン
あかねside
お昼休み…
いつもは"めんどくさい"
なんて電話ばかりの亮ちゃんから
ラインが入っていて
おぉ珍しい(笑)
なんて笑いながら開くとそこには
『今日大倉と一緒に飯行く…?
嫌なら遠慮なく断ってええけど…』
ひどく遠慮気味な
お食事への
お誘いの言葉が書かれていて…
お…お…大倉さんとご飯だと!?
そんなこと急に言われましても
服が髪がメイクが…(汗)
せめて1日前に解っていれば…(涙)
でも…でも…でも…ですよ…?
めったに巡ってこない
大倉さんに会えるチャンス!!
これを逃しちゃいかんでしょ!?
そんな葛藤を頭の中で
繰り広げること3分…
私は震える指で
『喜んで行かせていただきます!』
そう…
亮ちゃんに返事を返した…