• テキストサイズ

大好きな君へ

第4章 無くした心の取り戻し方


亮side


あの日俺は

あかねを失って

自分の心の半分を失った…



俺の隣じゃなく……



大倉の隣で笑うあかねを見るのが

あまりに辛くて


一人では耐えられなくて俺は

はなさんが差しのべた手を

掴んでしまった……



それがたとえ

1日だけの慰めやったとしても



俺は俺自身の手で

この片思いを終わらせたんや……




やから俺は耐えなあかんねん…




あかねが俺の側にいないことにも




そのせいで

ひどく胸が痛むことにも




そしてなによりも



今も変わらず

あかねを好きでいることの

痛みに






俺はその全部に

たった一人で





耐えるべきなんや……
/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp