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大好きな君へ

第3章 片思いの終わらせ方


亮side

あかねと大倉が

始めてデートをしたあの日から


二人は

順調にデートを重ねているみたいで


それに伴って

俺があかねと会う回数は

すっかり減っていった……



仕事が早く終わった時…

丸一日オフな日…



あかねと過ごしてない時俺は

一体何をして過ごしてたんやろ…?




そんなことを

考えてしまってる休みの日の

昼下がり


家に一人でおんのが

無性に寂しくて



別に用事もないのに

コンビニに出掛けてみたりして



更に読みたくもない雑誌を

ペラペラとめくっていたら


不意に視線を感じて

隣に目を向けると


なぜか真顔で俺を見つめてる

はなさんがいて…



「何で…?」


そう咄嗟に呟いた俺に



「ごめんごめん…

お菓子買いに来たら

たまたま亮くんがいて…

なんかにつまらなそうに雑誌みてるから

つい…」



なんて可笑しそうに

けらけらと笑う…



「亮くんは今日はお休み?」


そう言って馴れ馴れしく

腕に触れる手を



「もう帰るんで…」


そう言って引き離そうとした瞬間



はなさんは入り口に目を向け


触れていた俺の手を引き寄せると

べったりと腕を絡ませ…


にっこりと笑顔を浮かべたまま

入り口に向かい手を振った…
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