第19章 佐賀美 陣 / 先生と教え子 ★
「あれ…ここは……?」
「保健室だ。ったく、無理するなって言っただろ?」
程なくして目覚めたアイツに安堵した。
しかし、まだボーっとしているな。
貧血を起こしたんだから、当たり前か。
「先生が運んでくれたの…?」
アイツにしては珍しく弱弱しい声で。
「あぁ。ここまで運ぶのに苦労したんだぞ~。感謝しろよ?」
なんて冗談めいて話せば、アイツはふふっ、っと楽しそうに笑う。
するとアイツは時計を確認し、身を起こした。
「こら。まだ寝てろ」
「でも、放課後までに仕上げたい仕事あるし…」
「だーめーだ。またぶっ倒れても知らんぞ?」
「えへへ。大丈夫だよ先生、私の身体は私が一番良く分かってるし…」
「へぇ…」
布団をめくり上げてベッドから出ようとするアイツを、俺は簡単に押し倒し、またベッドに沈めた。
アイツの目が驚きのあまり、いつも以上に丸くなる。
「せ……センセ…?」
「大丈夫だって言うんなら、俺を払いのけてみろよ?」
そう言って、俺はアイツに口付けた。
軽く、触れるか触れないかくらいのやつ。
しかし、一度してしまった事により、止まらなくなった。
2度…3度……
どんどん抑えが利かなくなって、深く、ねっとりとしたものに変わる。
「んっ…、ふぅ……、んん…///」
初めて聞く、アイツの甘い声。
心が…、脳が…、痺れていくようで。
「…っ、せ…せんせ…///」
「お触り、大歓迎なんだろ?」
「ひゃあんっ///」
耳元で囁けば可愛い声を上げて、身を震わせる。
その反応にニヤリ、と口元が歪んだ。
シャツのボタンを外し、乱すと。
形の良い胸と、可愛らしいブラが現れて。
「へぇ。成程ね。確かに可愛いな」
「えっ、あっ、待って恥ずかしい、から…っ///」
「何? 下着、見たい?って散々言ってたクセに?」
「それは…っ、その…っ///」
恥じらって目を逸らし、手で隠そうとするその仕草が可愛くて仕方がない。
「自分で言った事には、責任を持たないとな?」
なんて。普段思っても無い事を、先生という立場を利用して言いくるめる。
言葉を詰まらせたアイツの手を退けて、その可愛いブラを指でなぞると、身体をビクビクと震わせていた。