第31章 I am nothing
食い込みがクリトリスを擦り、ぬちぬちと音を立てる。
『やっ…ぁ…あ、やだ…弔くん…弔くん…』
くるみは何度も死柄木の名前を呼んだ…
それは、目を瞑れば思い出してしまう男の残像を消すため…
そして、今、自分を抱いているのは死柄木弔だと、認識するためでもあった。
「くるみ…俺の、運命だ…」
『そう…そうだよね…
私の運命…弔くんだけ……だから…』
くんっと引きあげられた下着がまた、くるみの淫芽を刺激した。
『ひぁう♡』
何度も何度も引き上げられる間に、細切れに喘ぐことしか叶わないくるみはなるべく目を閉じず、目の前の死柄木を確認するように
涙を浮かべた視線を死柄木に向けた。
『あっ…あぅ♡ヤダ…イッちゃう…イッちゃうよ…弔くん…♡』
「まだ触ってないのにイクのか?」
『うん…触られてないのに…イッちゃうよぉ…』
カタカタと机が震えた
ぐぅっ…!と引っ張られた下着がクリトリスを押しつぶすと、じわりと愛液が溢れてくるみはビクビク体を震わせながらはてた。