第15章 How to A B C & ...!? 後編 C&!?
「スゲー可愛かった。
ありがとな……バニー。」
手首の拘束を優しく解きながら囁く虎徹さん。
僕は放心状態で全身を弛緩させながらも、虎徹さんが悦んでくれた事が嬉しくて表情は和らいでいたと思う。
それでもまだペニスプラグは挿入ったままで………
その熱を放出させたい余りに掠れた声で強請った。
「虎徹さん……イカせて…下さい。
最後まで……イカせて……
虎徹さんが……欲しい…」
「ん……分かった。
今、くれてやっからな。」
虎徹さんがコンドームを着けるカサカサという音が僕の鼓動を早くする。
あれ程迄に絶頂したクセに、まだ欲しがる僕はどれだけ淫乱で貪欲なのかと自分自身呆れるけれど、でも虎徹さんへの欲求は治まる気配はないんだ。
「ゆっくり……するから…」
僕を仰向けに転がして大きく開脚させてから虎徹さんが挿入って来る。
さっきまで散々嬲られてグズグズにされたのに、中に在るのが虎徹さんのモノなんだと思うと僕はまた直ぐに反応した。
僕の中を撫で癒やすような緩やかな律動。
快楽を目指すのではなく、繋がれる悦びを唯々堪能する。
柔らかい笑みを浮かべて僕を見下ろす虎徹さんの姿がじわりと滲んだ。
「気持ちイイな……バニーちゃん。」
「………ハイ。」
「このまんまバニーの中に溶けちまいてえ……」
クチュッ…クチュッ…と、僕を穿つ度に鳴る規則正しい水音がまるで子守歌のようだ。
僕もこのまま虎徹さんと1つに溶け合ってしまいたい……
でも、その前に………