第15章 How to A B C & ...!? 後編 C&!?
「上手にイケたな、バニー。」
…………………………。
「ああ……飛んじまったか。」
ボンヤリとした視界に遠く聞こえる虎徹さんの声。
ピクピクと痙攣を繰り返す身体には力が入らない。
射精出来ずに迎えたオーガズムは未だ僕の全部を支配していた。
射精する時の一瞬で爆発する快楽とはまるで違う。
例えるなら、身体の奥底からジワジワと湧き上がって全ての感覚を侵略するような……
これが女性のオーガズムなのか?
もう既にバイブレーターは抜かれている。
でもまだその先に挿入れられたモノは残ったままで……
「そーいや……
バニーは抜かれンの、好きだったよな?」
え……もしかして……
虎徹さんの手が僕のアナルに伸びて来るのを感じて、僕は瞬間的に覚醒する。
ダメだ!
今、ソレをされたら………
「ヤッ……待って……」
制止の言葉を言い終わらないうちに、虎徹さんは僕の中からソレを一気に引き出した。
ズルルルルゥッ……と、まるで内臓を掻き出されるような奇妙な感覚。
それなのに僕は
「ン゛ヴウッッ……!!」
その『快感』に大きく身体を弾ませた。