第14章 君の手をひいて歩く僕の未来
またさんが僕を受け入れてくれた。
僕とのセックスでイッてくれた。
今は僕を見上げて掠れた声を絞り出し、何度も何度も『好き』『愛してる』と囁いてくれているさん。
どうやったってこの人が愛おしい。
…………さんのせいですからね。
僕の心と身体は、まだまだ治りそうにありません。
結局、半ダースあったコンドームは残り1つになった。
さんは『もう許して』とベソをかきながらも、ずっと僕の身体にしがみついてた。
正直、自分でもビックリしたんだ。
5回目にイッた時も、コンドームの中にはちゃんと………
ああ……もうドロドロですね、さん。
その寝顔も、堪らなく可愛いです。
こんなさんをこれから一生涯見続けられるなんて、僕は世界一の幸せ者だな。