第5章 Loving you is Killing me.Ⅱ 後編
その身体を横たわらせブランケットを掛けてやる。
それからフワフワのブロンドを撫でて、俺もその隣へ。
ガラス細工みてーな王子様。
アンタは今、誰を想ってる?
アンタが安心しきって身を委ねてるこの胸と腕は、誰のモノだと思ってんだろーな?
まあ、いいさ。
今は『ソレ』が俺じゃ無くても。
アンタが壊れちまわねーように、俺がずっと隣で守ってやるから。
オンもオフも……ずっと。
だからいつかは俺だけを見てくれ、バーナビー。
あー…ホント、天使みてーな寝顔だな。
俺は自然にバーナビーの額にキスしてた。
「おやすみ……バニーちゃん。」
END.