第4章 Loving you is Killing me.Ⅱ 前編
ここまで来て、この俺様が逃すはずないだろう?
「大丈夫、忘れさせてやるよ」
もう一度、力強く抱き締める。
「な、何を……」
「言っていいの?名前?」
俺はニヤリと笑いながら、バーナビーの顔を覗きこんだ。
すると今度はバーナビーが
「言わないで……」
そう言って、俺にキスをしてきた。
軽い触れるようなキスじゃない。
そんなキスじゃ、俺は満足できない。
そうだ
お互いを貪り尽くすような……
熱くて
甘い
あぁ……
俺はやっと……今夜潤うんだ。
乾いた夜は
今夜で終いにしてやる……
激しい水音が、広いスイートルームに響く。
そして熱くて甘いキスを交わしながら、俺達はお互いの服を脱がし始め
そのままバスルームに、もつれるようにして行くと
熱いシャワーを一緒に浴びたんだ……
to be continued……
この続きは、久遠さまの
『君とならキスだけで【TIGER&BUNNY】』
第5章「Loving you is Killing me.Ⅱ 後編」
で、絡んでしまった愛をお楽しみ下さい。