第17章 three-piece LOVERS 前編
ま、とりあえず俺も着替えるか……
部屋の奥に入って行った。
すると、モリィが何かと遊んでいる…………?
「モリィ?何だそれ……」
モリィが遊んでいる物を、ひょいと取り上げた。
……………………
ごほっ!!!
思わずむせた!
そっか、あいつら……
ま、いいもん見つけたぜ。
「モリィ、これはお前のオモチャじゃないんだ、持ち主に返してくるわ」
俺はモリィの頭と喉を撫でてやると、モリィは気持ち良さそうに目を細めている。
ま、先に着替えるか……
俺は、おっさんに渡したビキニよりも、もっと際どいビキニバンツを履くと
プールサイドにいる、バーナビーの元へ足を向けた。
バーナビーを見ると、ゆったり構えて座っているのかと思いきや……
前屈みになって……ジッ……と、
食い入るように
おっさんの動きを見ているようだった。
「おい、ジュニア君、そんなに見つめたら、おっさん穴、開いちまうぜ?」
「えっ!?あ……」
振り向いたバーナビーの顔は……
「なんて顔をしてんだよ……」
思わず、親指と人差指で、バーナビーの顎をクイッと上向けた。